8月12日、名古屋市近隣市町村長懇談会の中で、『ポストコロナに向けて』というテーマで愛知医科大学病院感染症科 三鴨廣繁氏の講演がおこなわれました。
講演の中で印象に残った内容は、新型コロナウイルス感染症に罹患した人の退院約6ヶ月後の状況は73%の人に何らかの後遺症(筋力低下、睡眠障害、味覚障害など)の発症がみられたとのこと。症状が発現した感染者は症状発現前のほうが発現後よりも他者にうつすリスクが高いこと。ワクチン接種を2回済ませた後でも感染する例があることなど。
現在、全国的に感染拡大に歯止めがかかっていないことやデルタ株が従来株に置き換わっていることなどから、まだまだ新型コロナウイルスとの戦いは続くことが予想されます。ポストコロナに向けて道のりは今だ視界不良といえます。