名古屋市と近隣の31市町村が一堂に会し、講演や事例発表、広域連携に関する取り組み状況などの報告を受ける行事に出席した。
『新型コロナウイルス感染症対策と今後』というテーマで公立陶生病院感染症内科主任部長 武藤義和氏の講演を受講した。まさにタイムリーなテーマで出席者の関心も高かったと思う。
新型コロナウイルスに感染すると臭覚・味覚障害になると言われているが、この症状は若い人に多く、女性に多いとのこと。新型コロナウイルスは基本的には80%位は風邪みたいな症状でそのまま改善していくらしい。
注意しなければいけないのは発症から7〜10日目くらいで、いきなり悪化する人があること。呼吸不全が進行し酸素投与がおこなわれ、改善しない場合はICUに入ることになる。高血圧や糖尿病などの慢性疾患がある人が重症化すると言われているが、やはり原因として高齢者が重症化する確率が一番高いらしい。
PCR検査は確実に感染している人でも70%しか見つけられないため、「陰性」と言われても感染している場合があることもあるとのこと。このことからも完全に収束することは当分ないと思われる。
結局、感染予防には接触感染を防ぐために手洗いや消毒を徹底すること。飛沫感染を避けるために人との距離を保つこと。常に換気を心がけることなどが大事であるということを再認識した。