10月18日、三菱重工が国産ジェット機MRJを小牧南工場で機体を公開した。
MRJの最終組み立ては小牧南工場でおこなうようだが、部分組み立ては飛島工場でおこなうらしい。
興味深いのは設計図だけの営業で既に407機を受注していること。まだ一度も空を飛んだことのない飛行機に世界中の航空会社からこれほど注文が入ることに三菱重工の信頼と期待の高さがうかがえる。
また、意外だったのがエンジンも含めて部品の7割が外国製ということ。
「国産ジェット機」という響きからほとんど部品は日本で生産しているというイメージを私は持っていた。
風貌もおしゃれだし、客室の空間も広く快適。燃費も従来の同型機より20%向上、騒音エリアを40%も縮小など魅力的だ。初飛行を2015年に予定。順調にいけば、2017年4月~6月には第1号機がANAに引き渡され、日本の空を飛ぶことになるそうだ。
飛島村にもゆかりがある飛行機であるし、航空機産業の将来のためにも初飛行の成功を期待したい。