12月22日、海部郡町村議町会議員研修会が行われた。
内容は「市町村行政をめぐる話題」というテーマで県の上村主幹さんの講演を受講した。
講演の中に合成特殊出生率つまり、一人の女性が一生に産む子供の平均数についてのデータが示された。
愛知県下で出生率が一番高いのは大治町で1.84。飛島村は1.48で低い方である。全国平均は1.42なので全国平均よりは高いことになる。
政府の人口ビジョンでは2060年に1億人の人口を確保することを目標にしている。そのためには2030年には合計特殊出生率を1.8程度に。2040年には2.07まで引き上げなければ達成できない数値である。昨今の社会情勢では非現実的で希望的な数値だと思う。
その他に意外だったデータは未婚率。35歳未満の女性の未婚率が1980年に全国平均9.1%だったのに2010年には34.5%まで上がっている。
人口減少をくい止めるには合成特殊出生率を上げることよりはまだ、未婚率を下げることの方がより現実的ではないだろうか。