3月17日、3月議会の一般質問がおこなわれた。
私は「村の人口問題を問う」と「産直市の今後の展開は」というタイトルで質問した。
◎「村の人口問題を問う」
全国的に近い将来、人口減少が急激に加速することが懸念されています。飛島村も例外ではありません。役場は本村の将来人口が10年後、20年後、30年後どのように推移していくと予測しているのかお尋ねします。より正確な人口推計の情報を村民に提供し、認識を共有しながら施策に反映していくべきではないでしょうか。
現在、渚地区新規住宅開発事業が進行中でありますが、今後、第2、第3の新規住宅開発事業をおこなっていくのか答弁を求めます。また、私は過去に空き家・空き地対策について一般質問しましたが、その時の村長答弁は「空き家・空き地の利活用は検討して具体的な提案をさせていただく」とのことでしたが、今後どのように進めていくおつもりなのか併せてお尋ねします。
20年後、30年後の村の人口構造の基本部分を決めるのは現在、行政・村政に関わっている我々の責務であると思います。将来にわたって活力や活気のある飛島村を維持していくために、長期的な視野に立ち、人口を維持する施策が必要だと考えますが、村長の見解を求めます。
【村長答弁】
将来人口は平成34年度には人口が約4,400人に減少する見通しで20年後、30年後についても減少傾向が続くと予想される。
第2、第3の住宅地開発については、現在の事業を見極め、今後の住宅地開発の必要性を検討していく。空き家・空き地については所有者が安心して売却や貸し出せるような制度を検討したい。
◎「産直市」の今後の展開は
現在、「産直市」はすこやかセンターとふれあい温泉で営業しています。
すこやかセンターの産直市は平成20年にオープンし、ふれあい温泉の産直市は平成26年1月にオープンしました。売り上げは概ね堅調に推移しているようであります。特にふれあい温泉の産直市は売り上げが多く、固定客もあると聞いております。今後、この「産直市」をどのように展開していくおつもりなのかお尋ねします。
私は産直市に関連して以下のことを提案します。
一つ目はエコプラザを移転させ、その場所を加工所を併設した販売所にして製造販売もおこなっていくこと。二つ目は友好関係にある市町村や周辺市町の特産品などを販売し、品揃えを増やすこと。もちろん経営母体や人材を確保、育成してくことが、前提であることは言うまでもありません。これらを実現することで産直市の売り上げの向上が見込め、生産者のやりがいや雇用の創出にもつながると思います。同時に温泉、足湯、シバザクラ、産直市が動線で結ばれ相乗効果が期待できます。
この場所を村の活性化の拠点として位置付け、各種イベント開催にも活用できると思います。現在、国が進めようとしている「まち・ひと・しごと創生事業」の目的とも合致しており、国の施策を追い風にして「産直市」を次の段階へステップアップしていくチャンスだと考えますが、村長の見解をお尋ねします。
【村長答弁】
加工販売については関係者に対し、聴き取りや協議をさせていただき出た結論に対し、支援をしていきたい。友好関係にある豊根村・稲沢市、並びに近隣市町についても特産品の販売について十分調整した上で、規模拡大は計画していきたい。