『企業との連携による行政力の向上〜行政経営のパートナーとして』というテーマの講演を受講した。
講師は株式会社チェンジウェーブ代表取締役の佐々木裕子氏。従来の行政の枠を超えた自治体・民間企業・地域が連携した地方創生の取り組みが注目されているなか、官民協働のポイントと留意点を塩尻市のプロジェクトを例に挙げながら斬新的な内容の講演だった。
また、後半は茨城県行方市の鈴木周也市長による『情報発信日本一を目指して〜民間企業と連携した「電子広報」から始まる取り組み』と題した事例報告も興味深いものであった。市の広報紙をデジタル化し、スマホやタブレットでいつでもどこでも閲覧が可能とのこと。更に民間企業と連携して広報を多言語対応し、外国人居住者への防災情報の周知や外国人向けに観光パンフレットなどにより歴史、文化の情報提供を推進している。その他にも自前のエリア放送局を開局し、防災情報や議会中継、各種イベントを放送しているそうだ。時代を先取りしていると思う。