まだ6月だというのに、連日気温が35度前後。
湿度も高く息苦しい。
不快指数を上げているのは気温や湿度だけではない。
それに輪をかけているのが体たらくな国政や電力会社の総会だ。
27日におこなわれた民主党の衆参議員総会。
一年前に民主党自ら選んだ総理大臣に対し、民主党の議員が罵声を飛ばし、
閣僚までが記者会見で菅総理を公然と批判している。
菅総理は菅総理で、進退をはっきり明言しない。
昨日は自民党の浜田参議院議員を引き抜きをしたりで
なりふり構わずの行動をとっている。
鳩山前総理のブレブレ言動にもあきれたものだったが、菅総理も
五十歩百歩だ。誰がやっても同じなのか。次の総理への期待感も萎む。
一方、自民党は自民党で菅総理を引きずり下ろすことしか
明確な目的が見えてこないし、ましてビジョンも信念も
伝わってこない。石原幹事長の発言も総理の批判を繰り返しているだけで
政治家の資質や人間的な魅力を全く感じない。
電力会社の総会は総会マニュアルどおりに進行しているだけで
個人株主の批判や議案などは意に介していない様子。
株主の大口は企業や自治体なので個人株主向けの総会はあくまでも
形式的なものでしかない。
きっかけは自然災害だが、福島原発であれだけの原発事故が起き、
何の罪もない近隣住民が避難を強いられ、多くの国民が苦しんでいるというのに、
口先では謝罪しているが、脱原発を表明する電力会社は一つもない。
私の眼には国の体質と電力会社の体質はどこか似かよって映る。