3月8日、飛島学園で卒業証書授与式がおこなわれた。
いつも思うことだが、なぜ「卒業式」と言わないのか疑問を感じる。
普段の会話で誰も「卒業証書授与式」なんて言わないのに・・・。
さて、今日の卒業式だが非常に感動的であった。
中でも答辞は素晴らしかった。はきはきとしたことばで気持ちがこもっていたと思う。
「伝えたい」という強い意志が感じられ、彼のいろんな思いがスライドショーのように
流れていくようだった。おそらく会場にいる全ての人がその内容に聞き入ったのではないか。
毎年、卒業式に出席すると心を洗い流される気がする。
式の間の子どもたちの真摯な態度。「素朴」、「純粋」ということばが
ピタッとあてはまる雰囲気だ。式には特別な演出はないが子どもたちが持つ表情と態度が
どんな演出にも優る。校歌の合唱は先生たちも涙を浮かべながら大声でうたっている。
おそらくこんな雰囲気で卒業式をおこなっている学校は稀だろう。
まさに『飛島村の宝』。無くしてはいけないものである。
ふかぶかとお辞儀をして卒業証書を受け取る卒業生
真剣な表情での合唱
低学年の児童に見送られる卒業生。小中一貫校ならではの光景