上の細長い建物の写真は何の写真かわかりますか?
津波が来たときに逃げ込む避難所です。今日(30日)この錦タワーと呼ばれている避難塔の視察に
議員と村長、その他に役場の職員4名と一緒に三重県の大紀町まで行ってきました。
この建物は5階建てになっています。写真を使って説明していきます。
1階は公衆トイレと消防倉庫になっています。
建物の周りには避難者が集中しないよう上り口が3カ所ある螺旋階段が設置してあります。
写真はありませんが、2階は集会所になっています。
3階は資料館。昭和19年の東南海地震の津波被災時の写真等が展示されています。
この地区では64名の命が奪われたそうです。
4階は救命用具や備品が常備されています。
5階は写真を撮り忘れましたが、発電機が設置されており、オープンスペースで
町内が展望できるつくりになっています。
この大紀町には他にも何カ所か避難所が配置してありますが、その中でもう一カ所視察しました。
それが下の写真です。
山際に高台をつくりそこに東屋を建てただけのシンプルなもの。しかし一時的に津波から命を守るには
これで十分。周囲を山に囲まれているこの地区だからできる避難施設です。
やはり、この避難所にも発電機は設置してありました。
東日本大震災以降、この避難所の横に作られた山へと続く階段。念には念を入れての津波対策です。
この町の地勢的な観点、或いは過去の津波災害を教訓として、かなり厳重な津波対策がとられている。
環境は全然違うが飛島村でも飛島村なりの防災対策、特に津波対応の避難所の確保が急務である。