25日に行われた全員協議会において飛島学園のICT環境の整備について説明があった。
来年度から学習指導要領が変わることを見据えて環境整備を行っていくというもののようだが、会議では議論が紛糾。「今、直ちに導入する必要があるのか」、「現在保有するタブレットの数を増やすことで対応できないのか」「セキュリティーは万全か」「ICT支援員は1人で対応できるのか」「先生の能力の格差があるのでは」など、議員からいろんな発言があった。
提案によると1年生〜4年生は3人に1台程度5年生〜9年生には1人に1台のタブレット型パソコンを貸与することになっている。その他にプロジェクタ・電子黒板など多くの機器を購入することになっている。更に、これらにかかる費用よりも多額の費用がかかるのがシステムの構築費である。具体的な内訳は示されていないが、数億円(5年間で)というレベルであることは間違いない。
新学習要領では情報活用能力、英語教育、プログラミング教育など文科省の方針が盛り込まれている。方向性としては理解できるが、県内には導入の前例がないため、導入メリット、システム内容、セキュリティ、費用など細部にわたって慎重に協議する必要がある案件である。この日は結論に至らなかったため、再度議論する機会を持つことを決め、会議は終了した。