3月1日、3月定例議会が開会した。
毎年3月議会は翌年度の予算を審議する議会である。
しかし、今年は3月25日に村長選挙が予定されており、その結果によって
政策が変わる可能性があるため上程された予算は「骨格予算」つまり村長に
誰がなろうと執行しなければならない事業の予算についてのみ審議することになる。
残りの流動的な事業の予算については4月に臨時議会を開催し、補正予算で議決する。
2日には村長・全議員・課長以上の幹部職員で構成する全員協議会において予算を中心に
審議が行われた。骨格予算の審議なので、議案に対しての批判的な意見は少なく、
質問が多かった。
主な審議内容は以下のとおり。
・役場庁舎の空調が今までA重油を使用していたが改修工事後、燃料が都市ガスになるため
その費用月100万円、年間1,200万円を計上。
・医療費を18歳まで無料にするための総額約2,800万円の子ども医療費の計上。
・村内の14.5mを超える橋5カ所の耐震化計画策定に約1,000万円。
・介護保険と後期高齢者医療保険の保険料改定。(いずれも増額)
・一般廃棄物指定ゴミ袋を商工会が管理し、各販売所に販売する。(村が商工会に支払う委託料は
年間65万円)
・中学生の海外派遣の研修先がボーイング社のあるシアトル市を含む行程に変更する。
・公民館分館の喫茶室を喫茶及び弁当販売を行う業者に191,000円/月で貸しだす。
(平成24年4月1日~)
今後、16日の最終日の議決に向けて6日に総務経済委員会、7日に文教厚生委員会で
更に詳細について審議される。