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なでしこJAPANの優勝!

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ワールドカップが開会した時点で、なでしこジャパンが優勝すると
と予想していた国民はそんなに多くはなかったと思う。

テレビで観戦していても男子に比べ、走るスピード、キックのスピードや
迫力で劣るのが女子サッカーというイメージが正直言ってあった。

しかし、ニュースのハイライトで勝ち抜いていく姿を観ていると、さすがは
ワールドカップ。レベルが高い。男子顔負けのプレーが随所にあり面白い。
というよりひょっとして男ではないかと思えるような選手もいた。

それにしてもドイツ、スウェーデン、アメリカを破っての優勝はたいしたものだ。
中継時間が朝3時でなく、もう少し観やすい時間だったら、もっと盛り上がったのでは。

体格やパワーで劣る日本チームにはこれしかないと思える勝つための戦術があった。
『パスサッカー』である。接触プレーになる前にパスを出す。パスを受けた選手がまた、
ワンタッチ、ツータッチで早めにパスを出す。この連続でシュートまで持っていく。

攻撃も、守備も組織力でおこなう。観ていても実に小気味がいい!
私自身サッカー経験者なのでグランドでの試合運びのやり取りがまた興味深い。
選手同士の意思の疎通がうまくできていたと思う。

その他にも自分の経験上から感心することは女子が男子と同じ広さのグランドで
同じ試合時間で試合をすることだ。敬意を表したい。

この大舞台で、臆することもなく堂々と戦っている姿は「肉食系女子」ということばに
結びつく。他方、男子チームがワールドカップで優勝するのはいつになることか。

国際試合を観て思うことは外人は試合中はラフプレーをするけれど、試合後の選手や監督の
インタビューでは相手チームを称えることを忘れない。それがが実にスマートでうまい。
世界のトップに立った日本チームも今後、見習ってほしい点だ。

今回の優勝と東北の大震災の復興を関連づけて報道するニュースも多いが、選手の意識の中に
多少なりとも「東北の被災者のためにも勝ちたい」という気持ちがあって、それが原動力となって
優勝につながったことを信じたい。

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