1月15日に行われた全員協議会(全議員と役場執行部との会議)での内容を3回に分けてお知らせします。
一回目の今回は防災計画アクションプランについて
これは今後5年間の防災計画で基本的な防災対策の指針になるものです。
主なものは物資備蓄、救急医療体制、避難所対策、ヘリポート配置計画、職員行動マニュアル等が策定されています。
計画のなかに物資備蓄をかなり追加する計画が組まれています。現在、飲料水の備蓄量は村民4500人に対し、3.4日分は確保されている状況です。今後さらに飲料水の備蓄量を増やす計画になっています。また 現在備蓄ゼロで、今後配備する予定のものは紙おむつ、ナプキン、携帯トイレ、粉ミルク、離乳食、車イス等があります。
水害時用ヘリポートの配備計画では小学校跡地の一部を高上げし、大型ヘリコプターも離着陸できるヘリポートとすることが計画されています。
ヘリポートの設置基準もクリアしているため、「小学校の跡地が村内でもっとも望ましい場所である。」と記されています。
もちろん、まだ計画の段階であり、決定ではありません。誤解のないように。
救急医療体制はトリアージ(被害医療での治療優先順位)などを村内在住の医師並びに海部医師会へ協力要請をするとなっています。
私が職員の行動マニュアルのなかで気になる点は現在、村外在住の職員が多くなっているため、勤務時間外に災害が起こった場合、参集に時間を要し、初動体制に支障をきたすのではということです。
いつか来るであろう大災害の日までにどれだけ防災対策の充実が図れるかで被害の多寡が決まり、復旧活動にも影響が及ぶと思います。
村の防災計画にはスピード感を持った対応を期待したいものです。