平成19年度第一回飛島村一貫教育及び教育特区研究会がありました。私がこの会に出席するのは初めてでしたが、この会は平成16年度に組織され小中一貫教育の学校教育体制を研究するため、つまりソフト面を考えるための組織のようです。委員には大学教授を含めた学識経験者、教育委員、学校関係者、議員、区長、保育園関係者で組織されています。今日は今までの委員会の研究成果の発表と今後のスケジュールの説明がありました。この研究委員会では校舎の位置は敷地の北側に東西に建設することが望ましいと結論付けています。先日の建設委員会で設計事務所から提案があった校舎の位置は敷地の東側に南北に建設するという案だったので現時点では校舎の位置に対する考え方には相違があるということです。今後、さまざまな意見を煮詰めて、よりよい方向へ持っていくことが必要です。 この研究会に引き続き石本設計事務所の取り回しで、同じメンバーによる第一回のワークショップが行われました。今日は第一回目ということもあり、挨拶代わりに出席メンバー全員が一言ずつ意見を発言しました。先日の学校視察の感想が多く、視察した斬新な学校に対する評価と防犯に対し懸念する声が聞かれました。私の意見としては、「視察するとどうしてもデザインに目がいってしまい、本来最優先されなければいけない機能面を見逃しがちになってしまう。あくまでもデザイン重視ではなく子供のためになるかを判断基準にした学校づくりであるべき」だと主張しました。いたれりつくせりの学校建設は必ずしも子供のためにはならないと思います。不必要なものは切り捨てる勇気も必要ではないでしょうか。