議員行政視察研修が10月3日・4日にあった。
視察先は静岡県の東伊豆町と富士宮市。
東伊豆町の視察は「環境問題・新エネルギー事業について」が目的であった。
この町は風力発電・水力発電・地熱発電に取り組んでいる。
また、「エコリゾートタウン東伊豆」と銘打って環境を保護・保全しながら
エコを観光に結び付けようとしている。
もともと、東伊豆町には多くの温泉街があり、観光の町であることは今も変わりない。
ところが、世の中の流れで旅行客が減少してきて、観光産業も非常に厳しい現状だ。
環境問題・新エネルギー・エコなどに町ぐるみで取り組むことによって町の環境を
保全しながら、話題性を高め交流人口を増やし、町を何とか活性化していこうと
努力していることが伝わってきた。
一方、富士宮市は『食』を通じて産業振興をしようと、さまざまな取り組みを行なっている。
最近では「富士宮やきそば」と言えば多くの人が知っている有名な焼きそばである。
富士宮市は、このやきそばの人気をきっかけに『食のまちづくり』を推進してきたようだ。
ここまで「富士宮やきそば」の知名度を高めるには関係者の相当な努力と情熱があったの
だろうと推察する。富士宮市には豊富な食資源がある。
富士山の世界文化遺産への登録が決まり、活気づく富士宮市はそれを追い風にして、食の
まちづくり事業がますます推進される可能性を感じた。
日本のTPP参加による食の安心安全も気になるところだ。富士宮市の食に関する
取り組みにエールを送りたい。
風力発電施設(高さ約60m羽の長さ45m)
富士宮本宮浅間神社