7月2日、議会の行政視察で豊根村へ行った。
昨年12月、飛島村と豊根村は災害時における相互応援協定を締結した。
そのことがきっかけとなり、今回の視察が決まった。
朝8時に飛島村役場を出発し、高速道路を利用し、豊根村の役場に到着したのが
10時半。ちょうど2時間半の所要時間であった。
同じ愛知県でもこんなに時間がかかるのかと地図で見る距離感と実際の距離感の
相違に驚いた。愛知県内で一番低い位置にある飛島村、逆に一番高い位置にあるのが豊根村である。
到着後早速、役場の会議室で豊根村の概要説明を受けた。
村の93%が森林で、大きな企業や産業も無いことから、地域資源である景観を売りに観光産業に力を
入れ、取り組んでいる村とのこと。
村の人口減少が止まらず、現在1,300人弱、高齢化率45.3%。観光などの交流人口による経済効果を期待するのも
理解できる話だ。
しかし、豊根村は官民一体となって、さまざまな取り組みを行なっている。ブルーベリーの栽培や芝桜の丘や
茶臼山スキー場への観光客誘致。最近ではチョウザメの養殖も挑戦しているという。
また、間伐材の利活用などもある。
地理的な不便や、不都合を知恵やアイデアでカバーしようとする姿勢が感じられた。
我々飛島村も見習うべき点は多いと思う。
飛島村と豊根村との関係は災害に関しての連携ばかりでなく、文化、産業、教育などの交流・連携に
進展していけば意義のある「村・村連携」となると思う。
村が取り組むブルーベリーの圃場
山を切り開いてつくられたヘリポート
間伐材をリサイクルする「木サイクルセンター」