9日、平成22年度飛島村消防団観閲式が南部運動場でおこなわれた。
今年はこの時期にしては暖かい日で団員にとっても我々来賓にとっても
過ごしやすい式典となった。
今年から出初式と観閲式が1つになって観閲式がこの時期に開催されるように
なった。
慢性的に団員の確保が困難な昨今、本日の式典や普段の訓練に参加されている
団員の方々には敬意を表したいと思う。
参加できない団員のなかには仕事でどうしても参加できない人もいれば、参加
できるけどしない人もいると思う。
私も経験してきた消防団だが、「あほらしい」と思いながらも「続けてきて良かった」と
引退してから思った。
団体行動することで連帯感ができたこと、また地域の「寄り合い組織」の予備軍としての
重要な役割を果たしていたこと等々。後から分かる副産物である。
消防団の存在意義や活動内容の議論とは別なところに、若い時代に一緒に活動をする
消防団の良いところもあったことは間違いない。
最近の若い世代には理解できないことかもしれない。だとしたら形を変えてでも時代に合う
形で存続していくことが望ましいのではないか。
昨年度、発足した消防団編成検討委員会では小手先の対処法ではなく、団員世代の意向を
吸収し、どうしたら持続可能な組織に編成できるか活発な議論を期待したい。